『ヨブ記』なのか?【世界の名言】
※表紙 photo by Dan Fador
名言から大きな活力をもらうことが本当に多く、趣味のように集めている。
「いささか暗い?」と自分でも思うが、なんだか好き。
「この人、うまいこと言うな〜」と思う。
(偉人をつかまえて、この人呼ばわりもないもんだが)
いい名言に出会うと、遠い昔に亡くなった偉人と直接話したような気になる。
あと、自分で考えた言葉と、まったく同じ言葉を偉人たちの名言から見つけたときは、とても嬉しい。
「おれ、偉人とおなじことを考えたんだ!
やるぅ〜!」と、ひとりでニヤついてしまう。
(しかし私が四十歳とかでそれを考えたのに、偉人の二十歳のときの言葉だったりすることもあり、
そういうときはかなりショックをうける・・)
個人的な好みだが、名言の基本は、
- 「短いほど良く」
- 「難しくない言葉」
このような感じ。
つまり、
「だれもが知っている言葉で、だれもしない組み合わせ」
文章の目指す高みと一緒だ。
たとえば
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」
シェイクスピア
「僕は死ぬまで進歩するつもりでいる」
(※原文は「僕は死ぬ迄進歩する積りで居る」)
夏目漱石
とか。
あるとき、
「人生そのものを表現した名言はないか」と思って出会った名言が、本日紹介するこちら。
いやー、いい!
これ以上、簡単に人生を表した名言を私は知らない。
なんども噛みしめてしまう。
難しい言葉もひとつもない!
「短い」とか「苦しみが絶えない」とか「散る」とか、ネガティブな単語をたくさん使っているが、
「だから一生懸命生きよう」というメッセージかなと、私はうけとった。
※もし「こういうのも知ってる!」というのがあったら、教えてください。
ここからは余談。
見つけたとき『ヨブ記』としかメモしておらず、出典はこれでいいだろうと思っていたら、違った。
『ヨブ記・第14章・第1節〜2節』は、正確にはこうだった。
『人は女から生まれ、人生は短く/苦しみは絶えない。花のように咲き出ては、しおれ/影のように移ろい、永らえることはない』
ヨブ記第14章・第1節〜2節
よく似ているけれど、私が感動を受けたそれと違う。
※萎(しお)れとか、移(うつ)ろいとか、永(なが)らえるとか、ちょっと、わたしの好きな言葉じゃない。
(ごめんなさい。完全に個人の好みの問題デス)
おそらくこれを下敷きに、あの名言が生まれたのだと思う。
では「上の名言はどこから? だれが作った? どこで見た?」
記憶を探るがでてこない。。
おそらく高橋源一郎さんの『一億二千万人の小説教室』じゃないかと思うが、その本が埋もれて見つからない。。
もしくは山本七平さんの『ユダヤ人と日本人』か。。
出典不明というしまらない終わりだが、素晴らしい名言である。
※思い出したらきちんと修正します。
(紙と違って、更新できるのは素晴らしい)
今日のひと言
・【世界の名言】一覧 「不滅の精神」
・おまけ 『ヨブ記』【言葉拾い】
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