※表紙画像 photo by Simon
【言葉拾い】…いつか物語で使おうと思った言葉や、
なるほどと思った言葉についていろいろ集めておくカテゴリー。
趣味です。頭の中の回路です。
一万時間の法則
この法則は、
「成功者たちを見ると、大成するにはそれだけの時間をかけているという法則のこと」ですね。
小説の中で使ったかな、使っていない気がします。
小説の中よりもビジネスの場、朝礼や会議で何度かとりあげました。
はい、気になることにはすぐこたえます。
一万時間は「一日およそ三時間使って、だいたい十年」の計算です。
語感がいいので、専門職系(?)に関わっていると、けっこう色々なところで耳にしたり、目にしたりする言葉かなと思います。
自分の場合、最近ですと、ジャンプ+で連載していた天望良一さんの『ヒット作のツメアカ下さい!』で、みかけました。
↓なにかを作って表現する方はぜひ。面白いですよ。
『ヒット作のツメアカください!』
(ホームレスも経験した漫画家・天望さんが、名だたる凄腕の漫画家さんへ突撃インタビューをするルポ漫画です。
作家と漫画家さんは異なりますが、大変勉強になるいい連載でした。終わってしまってとても残念。
※でも終了の理由は、連載をおもちになられたようで、それはたいへん喜ばしいです)
第何回に出てたかな。。ごめんなさい。。忘れました。。
けっこう後の方だったかと(二十回以降かな)。
「一万時間の法則」について、もうちょっと知りたい方は、googleで検索するとたくさん出てきます。
↓この方の記事とか、詳しいですね。一万時間の法則についての知識は、これで十分だと思います。
「一万時間の法則とは? 努力を続けるのに本当に必要なこと」
(※リンク先 sutadyhacker編集部さん)
こちらを読むと、ちゃんと研究している教授もいらっしゃるそうですね。
はい、こんなところです!
ちょっと調べるとわかりますが、「一万時間の法則」は、
本当だという人もいれば、嘘だという人もいて、真実はわからないのですね。
じゃあ「一万時間の法則について、伸さんどう考えてるの?」ときかれれば、
そうですねえ。
昔は、成功するには、とにかく努力がすべてだと思っていました。
でもいまは、才能の部分はあると思っています。
あと、運も。ご縁も。人柄も大きい。
遺伝や生育環境もそれなりに関わると思っています。
(でもアドラー心理学の考え方も、同意できるところが多いです)
自身は書き物だけでなく経営もやっているので、そちらの見方からすると、
「成功した会社が100社あれば、成功の方法は100通り」です。
成功のノウハウを学ぶのが一般的だと思いますが、基本的には唯一無二。
成功者の共通項として、
「自分は後回しで、まず周囲の人を助ける性格」とか、
「教養の本を読んでいる」とか、そういうことはたしかに挙げられます。
(あとエスカレーターを使わない、行列に並ばないとか色々ありますが、
この辺りは、また別の機会に詳しく)
しかし成功した方法や秘訣、たどった道のりは、それぞれ独自です。
場所も違う、業種も違う、なにより中心にいる人間自体が違うわけで、別の方にあてはまらない。
むしろ失敗の法則の方がすごく決まっています。三十パターンもないくらい。
(経営では、この決まったパターンの失敗をいかにしないか、いかに負けないかが大変重要です)
そして、他の分野も一緒というのが私の意見です。
それぞれが、それぞれの道で花を咲かせるしかない。
ですので、一万時間については、やってみないとわからないし、
でもやったからといって、全員がひとかどの人物になるかと言われれば、
はなはだ疑問です。
自分は、ボクシング漫画『はじめの一歩』の鴨川源二会長のセリフが、一番しっくりきますね。
本当に良い言葉です。背中をどんと押してもらえますね。
一万時間の法則で考える事といえば、この源二会長の言葉です。
(※興味がある方は、ぜひ漫画も読んでみてくださいね。私、『はじめの一歩』大好き。
また良いシーンで、この言葉が出るんですよ。
たしか、最強鷹村兄貴VSブライアン・ホークの世界戦だったんじゃないかな? あの戦いは本当に熱い)
何かで飛び抜けようと思っているなら、一万時間なんてあっさり使うことになるわけですから、あんまり一万時間にこだわる必要はないかと思います。
一万時間どころか二万時間、三万時間つかっても、当たり前と言えばいいでしょうか。
「一万時間てほんとなの? うそなの? 信じて努力をはじめるべき? しないべき? すんごい時間じゃん。無駄になったらどうするの」
もしそんなことを考えてしまうなら、
すぐに行動するべきと思っています。
向かないなら、三日(十時間)も続かないですしね。一万時間なんか、使おうとしても使えないから、すぐわかることです。
(※私の英語の勉強のように、ですね泣。
参考書を開いて30秒で眠くなります。カップラーメンができるまでに寝落ちします)
やってみてわかること、
むしろ、やらないとわからないことが、世の中にはたくさんありますね。
↑こういうのを楽しめる気持ちとか。うーん。わからない。
「ぼく・わたしは高学歴じゃ無いから」
「運動神経が悪い、あるいは高学歴じゃない両親の元に生まれたから」
「十分な教育を受けられなかったから」
「先生や友人に恵まれなかったから」
「才能がなかったから」
「お金が無かったから」
「忙しくて時間が無かったから」
本当にそれらが原因で大成しないのか、誰にもわからないことです。
だから、だからね。
こうしたことにこだわっていないで、
とにかく自分でこれをやるんだと決めたことに対して、
黙々と頑張ること。
時間を注ぎこむこと。
ノーベル文学賞のチャールズ・ディケンズさんは、生まれが貧しすぎて最初は灰に文字を書いたわけですし、
ネルソン・マンデラさんは、27年も獄中にいてから、南アフリカの大統領になったわけです。
ヘレン・ケラーさんなんて、視覚・聴覚にくわえて喋れないという、三重苦から這い上がったわけです。
自分だったらと考えると、とてもとても。
かれらは一万時間の法則とか考えないで、
さらにいえば、成功するかどうかというより、
とにかく自分のやるべきこと、なすべきこと、
やりたいことに突き進んだのだと思います。
「成功するかどうか誰にもわからないんだから、とにかくはじめてしまいましょう!」
色々な分野のトップの人たちは、一万時間の法則、何にも気にしてないです。
「時間があったら、あっただけ使う」
それくらい単純で、気合が入っていますね。
おしまい
今日のひと言
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