『エミリー・ブロンテの名言』【世界の名言】
『傲慢な人間は自分でひどい悲しみの種をまくもの。
心がねじけた野良犬は、自分が悪いとはわからないし、
蹴ったものだけじゃなしに世界中を憎む』
めったにないことだが、掛け値なしの悪意に遭うことがある。
たいてい、普通に暮らしているかぎりは、
こうした、理解の外にある人間と出会うことはまず無く、
こちらは思考停止におちいるのが常だ。
なぜ、そのようなことを言うのか。
なぜそのようなことをするのか。
こちらにはまったく理解できない。
人と協調しない人間。
悪罵をぶつける人間。
人を蹴落とそうとするばかりの人間。
人を傷つけるだけの人間。
いったい、この人はどうやっていままで生きてきたのだろうと不思議になるが、
考えれば考えるほど、混乱するばかりで、
納得などとは万里ほども遠ざかってしまう。
にもかかわらず、当人は平気の平左。
まったくの正義だと思って行動している。
「人生に優劣などない」などと慮って、困惑するのはこちらばかりである。
そうしたとき、この、人間の真実をついた名言が光をさしてくれる。
然るべききっかけと、たぐいまれな善性をもつ人間であればまた違うのかもしれないが、
せいぜい凡人であるわたしは、「そうした人間もいるのだ」と納得することで、
みずからの歩みが止まらないようにする。
噛まれぬよう防衛する。
万一噛まれてしまったら、「人を噛んではいけない」ことをこっぴどく手痛いめにあわせてわからせ、
保健所に通報し、自らの手当てをする。
それで充分なのだと思う。
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