体、頭、心、人にはさまざまな能力がある。
その中で、人を動かす最もたる力。
それが「話す力」だ。
書く力にくらべれば、記録に残りにくいが、
影響力たるや、これに練達した人間は、
おなじ人間とは思われぬ、超人のごとき雰囲気をもつ。
良くも悪くも、歴史に名を残す人物は、話す力が群を抜いている。
このカテゴリーでは、話し方がうまくなる方法から実例なども紹介していくが、
なぜにそのようなことを思い立ったかといえば、わたし自身が口ベタだったからだ。
口数がすくなく、人と話すのがおっくうで、しかし高校のときに演劇に出会い、大勢のまえで話す喜びを知った。
(その後、県大会で個人演技賞までいただくのだから、人生とはわからないものだ)。
その後、プールのコーチになった際、その経験が活き、
またそれらがあいまって、さらにその後の研修やスピーチに活かされた。
話し下手な男が、いまでは大学や商工会議所、内閣府の出先機関などで、講演をするまでになるのだから、話す力とはかくも凄まじい。
偉人ならずとも、話す力を鍛えれば人生は上向く。
仕事では効果てきめん、話す力は、家族においても関係を円滑にたもつ特効薬である。
わたしが習い覚えた話す技術は、独り占めするような虎の巻でもないし、
スピーチのうまい方には退屈な基礎の話かもしれない。
だがわたしのように、苦手が足かせとなり、本来の力を発揮できない方が、
一歩を踏み出せるその力になれれば嬉しい。
今日のひと言
『話す力は、人生を上向かせる最高の力のひとつ』
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