『ギックリ腰狂想曲』〜だれがこんな軽薄な名前をつけたのだ〜

『ギックリ腰狂想曲』〜だれがこんな軽薄な名前をつけたのだ〜

それは金曜の夜だった。

仕事を終えて、21時頃帰宅。

「24時間戦えますか〜♪ ビジネスマ〜ン♫」のCMを知っているわれらの世代には、遅くもなんともない時間だが、

前2日は仕事に追われ、1〜2時間の睡眠だったので、

ようやく、ちと明日の土曜は遅めに起きるかと、風呂からあがったときだった。

ビギッ!! あるいはミギヂッ!!

腰の奥にそんな痛みがはしった。。

なにか重い物を持った?

ノンノン。

落とした歯ブラシを拾おうとかがんだだけ。。

腰が90度に曲がったまま。

頑としてもどってくれない。

上を向こうとしても、まったく向けない。

痛いのも痛い。が、「力が入らない」。

(↑もちろんこんな穏やかな感じではない)

たとえば、膝がありますね。逆には曲がりませんね。どう頑張っても。

そういう感じ。

たとえば赤ちゃんがはじめて立ちますね。もうぐにゃぐにゃで、ようやく立ててますね。

ああいう感じ。

たとえば200キロのバーベルをいきなり渡されたとしますね。抵抗するかしないかのうちに落としちゃいますね。

そういう感じ。

なんだか、むかし懐かしい合体ロボみたいに、下半身と上半身が別物になったごとき感触だった。

そのうちに痛みがジワジワと増してきて、脂汗が出てきて、

こりゃマズイんじゃないかと思いはじめました。

ちなみにここまで、まだ全裸。

とりあえず、体を拭いてパジャマに着替えようと思ったわたしは、まだまだギックリ腰(仮称)の初心者。

あれ?

足が1センチずつくらいしか動かない。。

嘘。。。

なにが起きた?

いやいや、水泳とか格闘技とか、いろいろやってきた頑丈な体さ。

体には自信あるよー。いつも元気ですねって、いまもいわれてるよー。

おちついて、おちついて。

もっかい、もっかい。

せーの!

・・・・動かない。。

やっぱり足が1センチくらいしか、あがらない。。

そんなことありえない!と思うけど、ぜんぜん動かないんです。

(↑ありえない景色ということで)

無理しようとするとうめき声がでるほどの苦痛。

結局、風呂場から布団にもどるまでの四メートルに、なんと30分。。

かたつむりだって、もうちょい速いよ。

(↑布団まで、こういう気持ちでした)

着替えるなんてもってのほか。

もはや自然乾燥は済んでいるので、全裸で寝転がるしかなかった。

それさえも、ひと苦労。

「イデデデデッ‼︎」という声とともに、どでーん!という感じで転がった。

そっちの方向いったらエライ痛みきますよーとわかっても、止められないんですな、動きが。

美女に誘われて「エライことになるよー、妻帯者だし」とわかっていても、勝手にフラフラいっちゃうような感じ?

(↑大変不適切なたとえ)

寝転がるときの痛かったこと、痛かったこと、まさに雷に打たれた感じです。

(雷に打たれたこと、ありませんが)

そのあとは、痛笑いという言葉があれば、まさにそれで、

痛いやら、情けないやらで、我ながら、あまりのひどさに笑ってしまいました。

なんでしょう、ジャッカスなみの、あられもない恥ずかしい格好だったのがまた笑えてしまい。。

※で、その笑いがまた腰に響きます。くしゃみでなる人も多いそうで。

でも前向きだったのもここまで。

ふと我にかえりました。

そう、若かりし頃の大病がフラッシュバックしたのです。

「このままもどらなかったら・・・」

「このまま仕事に復帰できなかったら・・・」

嫌な汗がじわり。

心身とはよくいったもので、どっちも健康でないとダメなんですね。

想像力が悪いほうへ回る、回る。

自分でも顔つきが変わっていくのがわかりました。

救急車を呼ぶか、呼ばざるか、それとも家族、いやいやここは自宅からはるか遠いアパート、会社のだれかを頼るかと迷いながら、

とにかく、息もたえだえでスマホで「ギックリ腰 応急処置」と調べました。

そして、とりあえずパンツを履きました。

それはそれは、人生で1番難易度の高いパンツ履きでした。

(↑本文と写真は関係ありません。なんかパンツで探していて、面白かったので)

ギックリ腰(仮称)で思ったこと

調べながら思いましたねー。

「きみは体を酷使してるから、死ぬまで運動は、やめちゃいかんよ」と、

むかしお医者さんに釘を刺されたこと。

(↑本当はおじさんの医者)

経済界にご縁ができてからは、飲むようになり、ロクに運動せず、体重が10キロちかく増えたこと。

運動せねばいかんなあと思っていたこと。

一週間前に40度ちかい高熱をだしていたこと。

前2日が徹夜にちかかったこと。

なるべくしてなったんですね。

ちなみに西洋では「魔女の一撃」と呼ばれているそう。

(ア・ウィッチズ・ストライクって感じなのかな)

うん。ギックリ腰より、こっちの名のほうが本質をあらわしていますよ。

この病に「ギックリ腰」などという、軽薄な名称はまことにふさわしくない。

だってあんまり深刻に思えないもの。

なったことないひとは「ギックリ腰? へえー、たいへんだね」と、これくらいの感想しか、もたないでしょう。

なんだか作家として、これはほうっておけないというような、理不尽な思いがこみあげてきたんですね。

たぶんネーミングしたかたは、

魔女の一撃をうけたことがない、

もしくは無痛症、

もしくは絶望的なまでにネーミングセンスがないのでしょう。

断言しちゃう。

突発性筋緊張苦痛症とか、そういう名前にしてくれないとダメでしょう。

でなければ、和風に「閻魔の裁き」とか。

いや、ほんとに慢性化したら、仕事やめなきゃいけないレベルですよ、これ。

だからちゃんと名前は、正しいものをつけないとダメ。

言葉は軽くつかえるので、慎重にあつかわないとダメ。

ギャンブル依存症が正しいんであって、遊戯依存とか言ってちゃイカンのです。

(ギャンブルっていえば範囲が限定されるけど、遊戯っていったら、お遊戯会まで入ってしまうからですね)

国の乱れは、言葉の乱れからはじまりますが、いまの日本はまさにそれという、ちょっと関係ない注釈をいれつつ、ギックリ腰の名前は改名して欲しいと思いますね。

そして整体へ『治療編』

20歳過ぎのときに、120キロだったかのバーベルでフルスクワット(もちろんフリー)をやっていた時に腰をおかしくしたことがありますね。

でもその時は歩けたし、自転車も乗れました。

そのとき、治療で行った先は、ふたつの病院、そして鍼。

さらに民間療法。

〇病院

→MRIで画像診断、医師の診察、牽引、湿布

〇鍼

→腰はじめ、いろいろなところに鍼。

〇民間療法

→効果がよくわかんない。

こんなところ。

病院も鍼も効かなくて、結局、自然治癒だった思い出があり、今回もそれでいこうと思っていたところ、

家族が「いい整体があるよ」と。

「整体〜?」

と、なんでも鵜呑みにしないわたしは、ものすごく疑いの目でかかってしまいましたが、金曜発症からの土日で治らず、月曜は半休、火曜は全休と、ここまで仕事に支障が出すぎていたので、神だのみ的な思いで、人生初整体にいきました。

紹介されたのは自宅のすぐ近く。

先生は好青年といった感じで、わたしより年下。

先生には失礼ながら、ますます疑いの気持ちを強めつつ、施術開始。

もう、ほんのちょっとだって体をうごかしてほしくないのに、

バギバギバギッ!と先生が体のいろんなところを押したり引いたり鳴らしたり、エライことに。

「イギャアアア〜」という感じ。

で、結果。

あれ。。。なんか歩ける。。。

普通とは言わないけれど、問題なく歩ける。。

ていうか、格段に良くなった。

嘘。。。

痛みもおさまってる。。

いや、また機会をあらためてこの先生は紹介させていただきたいと思いますが、目からウロコとはまさにこのことでした。

(もう名医認定です)

でも、あんまり疑問になったので、先生に聞いちゃいました。

「先生、かくかくしかじかで、むかし高いお金払って病院にいきましたが効果がなく、でも整体がこんなに効くってどういうことですか。整体がって言っちゃって失礼ですけど」

ちょっと閻魔の裁きの治療法にたいする、日本全体のリテラシーが低いんじゃないかと思ったわけです。

こんなだったら、もっと前に整体にきましたよって思ったんですね。

先生が言いずらそうに、「医師会からしますとね、整体って位置が低いんです」って。

へえ! そういうこと!

まあ、いろいろな原因でなるそうですから、手術しないと治らない方がいるのも理解してます。

原因によっては整体ではいけないんでしょう、それもわかります。

西洋医学の素晴らしさもわかってます。

でも個人的な体験としては、ギックリ腰に関しては、なったらまず病院より、先生の整体だなあと、実感しました。

ちなみに先生は、とてもいいひとで、施術中はアロマとか、

そういう癒しの空間みたいな感じです。

庄司先生!本当にありがとうございます!

閻魔の裁き(ギックリ腰)まとめ

【原因】

くしゃみ

重いものをもつ

遠くの軽いものをもつ(※リモコンとかね。わたしはこれでした。。)

寝てない、熱からの療養明けなど、腰に疲れがたまっているところで、かがむ。

転ぶなどの怪我

無理にひねる

長時間無理な姿勢

椅子から立つ

でも人間の体はまだまだ謎が多いそうで、閻魔の裁きの原因も本当のところではよくわからないようです。

太ってるからなりやすいとか、痩せてるからなりにくいとか、そういうのもよくわからないんですって。

ならない人は一生ならない、なる人はけっこうなるみたいな。

若い頃、運動をたくさんした人がなりやすいということもあるそうでして。

へー。

上の情報はすべて民間伝承にちかいけれど、なんとなくどれも納得。

結論

なったら、整体にいく!

コルセットを買う!

(原因が怪我じゃないときですよ)

治ったら、めちゃくちゃ鍛えて、ダイヤモンドみたいな体かつ、柔軟性のある体をつくる!

以上!

(↑これはこれで腰にきそう)

ということで、腰がおちつくであろう11月から再び、食事制限とトレーニングの日々をはじめます!

3月にボリビア行きもひかえてますしね。

筋肉社長というのは有名な人がいらしたと思うので、

そうだ、筋肉作家を目指そうー。

※いまは一日中椅子に座れるまで回復しました。


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