【人生を豊かにする映画】『序章』

はじめて映画を意識したのは、幼稚園年長のとき。

ながらくその映画を『恐竜百万年』だったかと思っていたが、

調べたところ、どうやら『恐竜の島』かもしれない。

(なぜなら幼稚園児の頭にも残るであろう恐竜100万年のDynamite Bodyを見た記憶がないから)

もしかすると『恐竜の島』ですらないかもしれないが、覚えているのは、たったひとつのシーンだ。

恐竜が闊歩(かっぽ)する時代に、人が暮らしている。

それだけで恐ろしくてたまらなかったが、一家の足の悪いおじいちゃんが、底なし沼に落ちてしまう

ドロドロの沼から、おじいさんの持っている杖の先だけがのぞいていて、それがぐるぐると回っている

幼いわたしは、もう気が気でなかった。

母親のうしろで、悲鳴をあげないようにしているのが精いっぱいである。

お母さん、もうぼく寝るね」と言って、逃げるように布団へ入った。

あのおじいさんはどうなったんだろうと、それだけがぐるぐると頭をめぐり、眠りに落ちた。

いまでもわたしは、

「底なし沼」と聞くと、ドキッとするし、

『ネバーエンディングストーリー』で愛馬アルタクスのシーンに涙してしまうのは、

あの映画の影響と断言できる。

だが、以来わたしは、映画をとても面白いと思うようになった。

ロードショー、各曜日の洋画劇場、

あの時代、映画はたくさんやっていた。

映画をみれば想像力が豊かになる。

想像力が豊かになれば、生きるに楽になる

後年、なぜわたしが物語を無限にうみ出せるのか問われた際、

映画が大きく関わっているとわかったが、それはまた別の機会に書きたい。

このカテゴリーでは、一度は観たい名作を紹介する。

しかしいい物ばかり食べていると舌が鈍感になるように、B級、C級も紹介していこうと思う。

2時間座るのが苦手なアナタも、

きっと素敵な一作と巡り合うはずである。

今日のひと言

映画で豊かな人生を